2024年10月10日、株式会社セゾンテクノロジーが主催するビジネスカンファレンス「HULFT Technology Days 2024」が開催されました。
本コラムでは、イベントで紹介された最新の事例と、HULFTパートナープログラムの認定パートナーであるNSWが、HULFT SquareとSnowflakeを組み合わせた製造業向けのユースケースをご紹介します。
はじめに
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皆さんこんにちは。
データマネジメントソリューションの提案や導入を担当しているNSWの武藤と申します。
「DXのバラバラを、スルスルに。AI活用はデータ連携から。」をテーマに開催された本イベントでは、
「プラットフォーム=駅」というモチーフのとおり、会場内が駅構内に見立てられていました。整理された路線がさまざまなものと繋がり、
組織体制、システム環境、物理的ハードルといった多様な問題をハイブリッドに解決するというコンセプトです。
スペシャルセッション「頂上へのデータ戦略 スポーツデータ活用の可能性と挑戦」
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スポーツ分野におけるデータ活用の歴史は古く、1860年に発行された野球ガイドブック『Beadle’s Dime Base Ball Player』にまで遡ります。当時の記録や統計は限られた範囲で収集されており、また主観的な評価が中心であったことから、選手のパフォーマンス向上にまで活かすことが困難でした。
最新事例として、スポーツ分野におけるハイスピードカメラとAIの組み合わせにより、精密なデータの取得と高度な分析を実現できることが紹介されていました。
これにより、試合中のリアルタイム分析や審判の瞬間的な判断の補助、若手選手の早期育成などに役立てることができます。
スポーツ分野と同様に、企業においてもデータ活用は重要です。企業の資産であるさまざまなデータとAIを組み合わせることで、業務効率の向上や新たなビジネスチャンスの発掘、そして競争優位性の確立につながります。
次に、NSWが得意とする製造業において、HULFT SquareとSnowflakeを組み合わせたユースケースをご紹介します。
製造業ユースケース HULFT Square × Snowflake
HULFT Square とは
- 信頼性の高いファイル転送とデータ連携を実現
- 純国産ならではのきめ細やかなサポート
- スモールスタートを希望する日本企業に最適
Snowflake とは
- クラウド上でのデータウェアハウジング、データ統合、分析に特化したプラットフォーム
- 企業の意思決定に即したリアルタイムな分析が可能
- 複数のユーザーやワークロードが同時に動作しても高いパフォーマンスを維持
HULFT Squareを使用することで、企業内のさまざまなデータソースからデータを収集し、AIデータクラウドであるSnowflakeに統合できます。
これにより、データの抽出、変換、ロード(ETL)プロセスが自動化されます。データ収集と加工の自動化は、企業がデータをより効果的に活用するために欠かせない要素となります。
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NSWのトータルサポート
NSWでは、HULFT Squareを活用した企業のデータ活用を支援しています。導入検討から運用まで、包括的なサポートを提供しています。
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おわりに
HULFT Technology Daysの次回開催は「2025年10月22日 東京国際フォーラム」と発表されました。AIとデータ活用の進化が加速する中、企業はより高度なデータ活用を実現し、ビジネスの競争力を強化することが期待されています。NSWは、さらに多くの企業がHULFT Squareを活用してデータ活用を進められるよう、引き続き支援していきます。
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