TOP RealWearお役立ち情報一覧 RealWearの特徴 極寒−20℃で検証!RealWearが拓く“寒冷地メンテナンスDX”の可能性

極寒−20℃で検証!RealWearが拓く“寒冷地メンテナンスDX”の可能性

近年、製造・物流・インフラの現場では、止めない保守を支えるための遠隔支援ツールとしてスマートグラスの導入が進んでいます。その中でも、両手を自由に使いながら映像・音声を共有できる「RealWear」は、過酷な現場環境での運用に強みを持つデバイスです。

今回、NSWではその耐環境性能を検証するため、−20℃環境での動作テストを実施しました。

極寒環境でのリアル検証

冷凍倉庫や寒冷地現場に近い環境での検証です。真夏の外気温36℃から急激に冷え込むこの環境で、RealWearのカメラ性能・マイク感度・音声認識精度・結露耐性を確認しました。

結果、デバイス内部に結露や誤作動は一切なく、音声コマンド操作も正常に機能。
カタログスペック上は−20℃までの対応となりますが、−20℃の空間でも安定した稼働を確認できました。

寒冷地でこそ活きるハンズフリー技術

現場検証を通じて実感したのは、「寒さ」そのものがDX導入の壁になり得るという現実です。
冬季の点検作業では、手袋を外してスマートフォンやタブレットを操作することが難しく、長時間の屋外作業ではしもやけなどのリスクもあります。
その点、RealWearは音声操作で資料参照やビデオ通話が可能なため、グローブをしたまま作業を継続できます。
これは、北海道・東北・北陸など寒冷地エリアでの遠隔支援や設備保守において、非常に大きなアドバンテージとなります。

DXの現場は“過酷な環境”にこそある

RealWearはすでに製造ライン・プラント・建設現場など幅広い分野で導入が進んでいますが、今回の検証により、低温・高湿・急激な温度差といった厳しい環境下でも安定して稼働できることが実証されました。

今後、寒冷地インフラ・物流・冷凍食品工場など、「人が動きにくい現場」へのDX拡張が期待されます。
RealWearを中心に、NSWは現場の安全と生産性を両立する“スマートメンテナンスソリューション”の開発・提案を加速していきます。

今回のテスト環境
  • 温度条件:−20℃(外気温36℃)
  • 検証内容:動作安定性・音声認識・結露耐性・サーマルカメラ動作
  • 使用機材:RealWear Navigatorシリーズ

まとめ

現場は常に理想的な環境ではありません。
寒さ、湿気、騒音、暗所——そうした制約の中でこそ、テクノロジーの本当の価値が問われます。
RealWearは、そうした現場の厳しさを前提に設計された“実働型のDXデバイス”として、作業の安全・効率・継続性を支えます。

NSWは今後も、こうした「環境に負けない技術」で、インフラや産業の現場に新たな選択肢を提供していきます。