TOP RealWearお役立ち情報一覧 RealWearの特徴 爆発リスクのある現場に、DXの光を──RealWear防爆モデル「Z1」が拓く新しい安全管理の形

爆発リスクのある現場に、DXの光を──RealWear防爆モデル「Z1」が拓く新しい安全管理の形

産業の現場では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が着実に進む一方で、安全領域のデジタル化はまだ発展途上にあります。
特に、石油・化学プラント、ガス施設など「防爆エリア」と呼ばれる環境では、電子機器の使用そのものが制限され、ICT活用が難しいという課題がありました。

その現場に新たな選択肢をもたらすのが、RealWearの防爆モデル 「Z1」 です。

防爆エリアでも“ハンズフリーDX”を実現

RealWear Z1は、従来モデル「Navigator 520」をベースに、防爆認証を取得した第二世代モデルです。
日本のCML Japan(TIIS互換)をはじめ、EUのATEX Zone1、カナダのCSA C1/D1など、主要国の防爆基準に準拠。
これにより、石油精製所や化学プラントなどの火気厳禁エリアでも、音声操作によるデジタル業務が可能になりました。

現場で作業員が両手で作業しながら、ハンズフリーで必要な画面を参照したり、遠隔支援を受けたりすることができる――。
それは単なる機能拡張ではなく、安全性と生産性を両立させるデジタル化の一歩です。

防爆エリアで"即戦力"として投入できるRealWear

RealWear Z1は専用のキャリングケースに格納されています。
赤の差し色が特徴的な高性能機です。プロフェッショナルユースのために設計されています。

付属品にはトライバンドストラップ、専用充電コード、トルクスドライバーなどが同梱。
箱から取り出したその瞬間から、現場で即戦力として投入できるパッケージングです。

同梱されているのは以下の5つです。
①トライバンドストラップ(SKU:127100)
②トルクスドライバー
③Z1本体
④専用充電コード
⑤説明書
※トライバンドストラップもセットになっているので、すぐにRealWearの装着が可能です。

Navigator520との比較から見える「信頼性の深化」

外観はNavigator520とほぼ同じですが、Z1は全体的に一回り大きく、重量も約100g増加しています。
一見すると重くなったように感じますが、実際の装着感は旧型HMT-1と同程度。
筐体剛性や放熱性能の向上、バッテリー保護設計の見直しなど、安全設計を優先した上での“重厚感”と言えるでしょう。

まさに「軽さよりも信頼性を選んだモデル」です。


左:Navigator Z1 右:Navigator520

バッテリー側も一回り大きい。
(左:Z1 右:520)

ディスプレイボットもZ1が一回り大きい。
(左:Z1 右:520)

安全領域のDXが次の競争力になる

製造業の現場では、“安全を守りながら生産性を高める”ことが企業競争力の鍵となっています。
Z1の登場は、これまでデジタル化の難しかった領域にもDXを拡張し、「止まらない現場」「事故ゼロ運用」への布石を打つものです。
AIやIoTといったテクノロジーが一般化した今こそ、現場に求められているのは“使えるテクノロジー”。
たとえば、化学プラントでのバルブ点検中に音声で手順を確認したり、遠隔拠点から専門技術者がリアルタイムで指示を出したり。
従来は紙と無線で断片的に伝えていた情報が、リアルタイム・ハンズフリーで共有できるようになります。
これにより、現場の安全性を保ちながら、作業効率・教育コスト・判断スピードのすべてを向上させることができます。

RealWear Z1は、その現実的な答えのひとつと言えるでしょう。

まとめ

RealWear Z1は、過酷な環境・高リスク現場でも動作する、信頼のためのデバイスです。
現場の制約を超え、作業者が安全に、確実に情報とつながる――。
その小さなヘッドマウントの中には、DXの本質である「人と現場を守る技術」が凝縮されています。
NSWは今後も、こうした“現場が使えるDX”の実装を通じて、社会インフラの安全と持続性を支えていきます。

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